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O脚改善で外側の高いインソールを使ってはいけない人


こばです!


ひざの痛みで〇〇に行ったら 外側を持ち上げたインソールを作ってもらいました。 でも、何だか動きにくいです。

というご相談。

まぁ、昔から


  • O脚

  • 変形性膝関節症

これらに用いられる事が非常に多い

外側が高いラテラルウェッジ(外側くさび)

なインソールですね!



※ざっくり簡単に解説すると

  1. ひざが外に開いている

  2. インソールで下から外を上げる

  3. ひざを内に誘導

  4. ひざの開きを改善!!!

という理論。



「O脚 インソール」などで画像検索すると

たくさんでてくるアレです。


ただ、これには重大な問題があり


効く人と効かない人がいます。



この選択を間違えたら危険

効果があり、弊害もない人にはとても良いと思います!


また、効果がないだけであれば

「効かなかったね!アハハ・・・」で済みます。

でも、足元から身体を傾かせると弊害が生まれやすいのです。



足元から身体という重く、縦に細長い構造物を傾かせることにより


  • 動きにくい

  • 足元も痛くなる

  • でも、ひざの開きも対して変わらない


など、気軽に試すには割りに合わない劇薬のような一面もあります。

だからこそ、正しく使う必要があるのです。



ちなみに、ざっくりとした計算ですが


  1. 身長が150cm

  2. 足元を1°傾けたとき

  3. 身体は横に約2.6cmズレます


※もちろん、関節には遊びがあるのでこうはなりません。

でも、たった1°足元を傾かせるだけで

このような問題を内包するというのは 知っておいて損はないですよね。


合わなかった実際のケース

今回のご相談者さんではないのですが

同じようなケースが以前ありました(ブログ掲載許可を得ています)


この方はインソールを使ったことで


  • 立ちにくくなった

  • 歩きにくくなった

  • 歩くと足が痛くなった


ということでご相談された方です。



まずは、何もしていないお足


足がちょっと内に傾いて見えますね。

踵骨からやや内に傾き、距骨がもうちょっと傾くことで

関節面など様々なことに由来してその上にあるスネが相対的に


外に開いているのが分かります。