もうすぐ中学生になる子の扁平足の原因!?
福岡県大野城市のコバ靴店です!
今日は扁平足のお足のお子さんを持つご家族様がご来店されました。
2年前に整形外科の先生よりお子さんの扁平足を伝えられ、中敷きを勧められたそうです。
そこからな様々な病院や靴屋に相談をして沢山の中敷きを試したけど
お子さんの不安定な歩き方がどうしても改善しなかったそうです。
お子さん自体は特別な不都合は感じていないけどご両親が心配をされて相談でいらっしゃいました。
とても優しいご両親ですね!
という事で早速、足型測定と問診、身体計測に入りますが。。。。
入店されて2歩目である程度原因の仮設が立ち
入店されて3歩目で原因の8割が特定できました!
あとは2割の要因を探るのと、どの対策が最も身体や経済的に負担なく
出来るかの探索です!
一応足型を乗せておくとこんな感じです。

少年特有の発汗が目立ちますね!
特筆する点を◯で囲みました
それぞれを解説すると
赤◯ 踵から内側に倒れている特有の写りですね!
右もそうですが、特に左足にその傾向が強い写り方をしています!
青◯ 内踝の写りです!左足の踵の倒れが大きいのでそれに伴って左のくるぶしは先端まで映り込むほど倒れているのが分かりますね!
黒◯ 角質が出来ている部位です!
角質がある=局所的な負担が掛かっている と想像できます!
左足は 親指の下
右足は 小指のつけね
が固くなっています。
通常、歩行時の体重移動はこのような流れをとります

①~②は足の外側を③~④は足の内側に負荷が変わっている事が分かりますね
しかし、このお客様の左足は踵から内側に大きく倒れているのでそれに伴ってその重心移動の軌跡は全体的に内側となり、画像でいう④に特に大きな負荷となります。
②~③で運動の方向が外から内へ変わる時に安定の為に推進力はやや減衰するのですが、
踵が内側に倒れている事でそれがなくなる為足の転がりの負荷が④へ直接的に掛かります。
進行方向も内側へ向きますね!
ですので、左足は④に角質(タコ)が出来ているのが想像できますね!
次に右足の小指の付け根の角質です。
左足が内側へ進む事で不安定になった状態を安定させる為に
右足は外側へ足を着いているのが原因かと思います。
また、お足としても距骨下関節の過回内者に多い
後足部内転、前足部外転気味ですね。
それもあって右足の小指の付け根に負担が掛かっているのというのが分かります!
次に後ろから

アキレス腱の走路と土踏まずの内側への出っ張りを見ると全体的な傾きは左の方が大きい事が分かりますね!
右足は踵が割と真っ直ぐめについているけど、その上の距骨から傾きが発生している
左足は踵の傾き自体もあり、その上の距骨の傾きもあるという2重の傾きが発生しているので左足の負担と変形が大きい事が分かります!
簡単にまとめると
・右足 距骨の傾き
・左足 距骨と踵の傾き
これらを踏まえ
このお客様に最も必要なのは 踵の上の距骨を傾かせない事だという事が導き出されます。
それを止めることが出来るのは 踵周りがしっかりとした適切な靴です!