シューグーできれいに真っ直ぐ直すコツ
福岡県大野市のコバ靴店です!
今日はシューグーを使って靴のカカト修理を行いました!
シューグーはこんなのです!

チューブに入って1日で固まる液体ゴムで、
靴のカカト修理に使われる昔からの定番商品です!
当店でも使用していますが、ネットで先駆者の情報を見ていると
形や整形でかなり苦労されている方を多く見かけました。
ですので、今回はコバ靴店式 シューグーの使い方講座です!
今回使用する靴はこちら

左右減っていますが、特に右の靴の減りが大きいですね!
これだけ減っていると靴底の減りによって 真っ直ぐ立つことが出来ません。
真っ直ぐ立つことが出来ないと、それによって生まれる負担は補います。
減りすぎた靴は明確に身体を痛めるのです!
靴を履かない方が健康に近づくという可笑しな現象を止めるためにも修理が必要ですね!
では早速やっていきます!
まずはどこにどれだけ必要なのかの確認。
必要な部位にラインを引きます!

足したい部分を明確にしたら
そこを荒らします。。。。
荒らすというのはヤスリ等で傷をつけて表面積を増やし、
接着しやすくする事です!

シューグーにはこのようなヤスリの棒が入っているのでこれでゴシゴシとこすります。
当店では面倒なので機械で荒らします。

そして、ここから大注目の盛り修正!
シューグーを修理部位へ載せていきます。
検索をして先駆者を見ると
靴の踵を覆うようにテープやプラスチックの板をあてがい
そこに流し込む!
という手法がかなり多いのですが、個人的にはおすすめしません。
その理由として
1 出来上がりが真っ直ぐになりすぎる
2 気泡が入りやすく、穴ぼこになりやすい
3 板にくっついたり硬化による収縮でズレやすい
というのがあります。
ですので、やや難しく感じられるかもしれませんが
付属のヘラのみで整形する事をおすすめします!
やり方はある程度シューグーを載せたら
このようにヘラを靴の縁にあてがい、ヘラをグルっと回します。

これだけで十分です!
途中、このような波打ちになっても全然問題ありません!
あとでキレイに出来ます!

このようにある程度盛ったら1時間~2時間程待って硬化させます!
これが最も大事なポイントです!
大事なポイントなのに1時間も差があってどうなの?
と思われるかもしれませんが、気温によって硬化速度が変わりますので
夏場は1時間、冬場は2時間
春、秋はその中間ぐらいと捉えて下さい!