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足の倒れと外反母趾でお悩みのお客様

福岡県大野城市のコバ靴店です。


今日は整形外科にて足の倒れを指摘され

靴と運動指導をされた方が相談で来店されました。


お悩みとしては

① 小学生の時からの外反母趾

② 慢性的な腰痛

③ 歩くと疲れやすい

④ 右の内くるぶし下辺りの痛み(2週間前から)

が自覚症状としてあるそうです。


特に外反母趾はおそらく遺伝によるもので昔からあるそうです。

これによって靴の親指の付け根がいつも薄くなったり破れたりするそうです。


今回はお痛みなく足の傾きを止めてくれるような

中敷きをご希望されました。




早速お足を拝見

まずは足裏から

特徴的なお足をされておられますね!


気になったのはこちら

1 横アーチの低下

2 踵の内倒れ

3 全体的に外体重

4 右足の指の付け根付近に圧の集中

5 身体が全体的に右への傾き

が見られます!


そして、踵から撮影したのがこちら

両足とも足の傾きが見られますが特に右側の曲がりの大きさが顕著ですね!

このような曲がりをしていたらお悩みで挙げられていた


④ 右の内くるぶし下辺りの痛み


が発生しているのも納得ですね!

足はもちろん、身体はすべて繋がっているので踵周りがこれだけ

歪めばその近くを中心に身体全体に大きな歪みが発生してしまいます。


現にこの曲りによって

横アーチが強制的に落ち込み

親指が内に周り、外反母趾になっているように思います。



身体の全体的な右への傾きもこの曲がりによって足~膝の長さが短くなり

それが体全体の傾きとなり右足への偏った負担になっているように思います。


この傾きは踵の骨自体も内に倒れていますがそれ以上に

その上の骨である距骨の傾きが顕著です

赤い線で示した軌跡も踵の上で最も湾曲していますよね!



確認のためお足を触らせていただくと 右足の底側踵舟靱帯が特に緩んでおり、

この変化の原因がここにあるように思えました。



このお客様は中敷きをご希望でしたが、


この方に最も必要なのは靴です!


中敷きも必要ですがそれは身体にあった靴を所有している!

という大前提をクリアした後に必要なものです。


そして、その前提をクリアしている人をあまり見たことがありません。


中敷きは靴という器に入って始めて効果を発揮します。

器が足にあっていないのであれば何の効果もありません。


実際問題一番大きな曲がりを示しているのは踵の上なので

そこをしっかりと外部的に支えてあげるのが効果的です!


それで不足