足の硬さ ~骨盤と外反母趾の関係~
福岡県大野城市のコバ靴店です!
今日は足の話。
足は硬い足と柔らかい足があります。
【硬い足と柔らかい足】と聞くと
身体の硬さの話かな?
靭帯や筋肉の話かな?
っと想像されるかもしれませんが、足の構造的な話です!
足は状況によって
・硬い足
・柔らかい足
っと自動で変化します。
着地をする際には柔らかい足となって衝撃の吸収に備え
蹴り出しの際には硬い足となって蹴り出しの補助をします。
これが自動で行われているので
怪我をする事なくスムーズに歩くことが出来るのです!
しかし、これが上手く機能しないと
・膝や腰の痛み
・歩くと足の裏が痛くなる
・速く歩けない
だけでなく、
・外反母趾や扁平足の原因にもなりますし、
・O脚にも繋がります
※関節痛でお悩みのコバ靴店ご利用のお客様の多くは
この足の変化が上手く機能しない方が多いです。
では、どのようにしたらそれぞれ足がモードチェンジするのでしょうか?
誘発条件は簡単です。
硬い足になるにはスネ(下腿)を外旋させる
柔らかい足になるにはスネ(下腿)を内旋させる
これだけです。
この下腿の回旋によって26個の骨と30個の靭帯で構成されている
【足】という塊が結束を強めて硬くなったり
結束を緩めて柔らかくなります。
まずはこちらの画像をご覧ください膝にシールを貼って
下腿の回旋を分かりやすくしました。
これは回旋のないニュートラル状態です。

次に硬い足になるようにスネを外旋させます

足はこんな感じで
下腿の外旋によって土踏まずが持ち上がり
足を構成する骨や関節、靭帯の結束が強まり
硬い足になっています。
正しく【アーチ】のようになっていますね!

次に柔らかい足になるように下腿を内旋させます

足はこんな感じで
下腿の内旋によって土踏まずが下がり
足を構成する骨や関節、靭帯の結束が緩まり
柔らかい足になっています。
この状態の足だと蹴り出しが弱いだけでなく
足元が非常に不安定となります。
足元の不安定を膝や腰で代償する。
それによる痛みを訴えるお客様が非常に多いです。

足の硬さは下腿の回旋によって変化しますが
実は、この回旋というのは2次的な変化によります。
1次的要因は
・踵とその上の骨 距骨との間の 距骨下関節の傾きによる回旋
・骨盤の回旋
があります。
距骨というのは下腿と関節を構成する足の骨で
土台となるここが回旋することでその上で関節している
下腿も回旋します。
ですので、ここの回旋をコントロールする事が大切です!