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100足から1人に合う靴を選ぶより、1足を100人に合わせるのが得意
こばです!
※今回は久しぶりの自己紹介を兼ねたものです。
Q. ◯◯(ブランド)の〇〇(品番)の靴は合いますか?
このような質問が多いのですが
わたしの答えはある程度決まっています。
A. 詳しく知らんが、あなたの足の特徴には合う or 合わない
雑に言うとこんな感じです。実際はもっと丁寧にオブラートに包みます。 これを怪訝に感じる人もいると思うのですが、こういう返信をすることが多いです。
これには
履き味の好み
左右対称な靴と左右非対称な足とのジレンマ
というのが大きく影響しています。
人の足は左右で形やサイズが違う
朝晩で足のサイズが変わる!なんて聞いたことがあると思います。
そして、ご存知のとおり足には左右差があります。
しかし、一般的に工場で作られる靴は左右同じ形です。
左右差が大きかったら検査でハネられるでしょう。
このシステムで足に合う靴を探すのって無理ゲーじゃないですか?
※靴をオーダーメイドして・・・という人もいますがそれは少数。
その靴が足や悩みに合うかどうかもまた別の話。
現実的に足に合う靴を考えたら
靴を人に合うように加工調整する。
これが現実的であり、確実に合う方法だと思います。
また、わたしは義肢装具士であり、もの作りの家系に生まれたものです。
「無いなら作る」「合わないなら合わせる」というのを親の背を見て覚えたもので
実家には当たり前のように
旋盤
ボール盤
フライス盤
アーク溶接機
ティグ溶接機 など様々
な工作機械という名の遊び道具があります。 (塗装用のものもありますし、細かく言うとまだたくさんある)


ガキの頃に作ったダンベル

そう、合わないなら合うように作り変えれば良いのです。
もちろん、靴作りもしました。
義肢装具士として靴作りを通して、
どこが、足に合いにくいか?
どうしたら、足に合いやすくなるか?
というのが分かってきました。
日頃の勉強のおかげでもあります。
それも踏まえて、どう考えても、どんなに精密に足を測ったとしても
左右対称の靴
左右非対称の足
現状のシステムで靴を販売する以上は厳しいものがあります。
だから・・・